連殺魔方陣

連殺魔方陣 (ノン・ノベル)

龍之介シリーズ最新長編。
開くといきなり目に入ってくる、魔方陣で作った目次がなかなか面白い。

発売日を知ろうとして利用したAmazonが、発売前後の結構長い間、『連殺魔法陣』になってたのでしばらく首を捻りました。

内容は論理論理の積み重ね。「ほぼ」ありえない状況を「確実に」ありえない、と断じるまでどんだけかけんねん、と思わないこともないが、まぁ本格ミステリはこういうのが楽しかったりするのでOK。でもちょっと解決までの流れがね、犯人のミスから動いていくのがちょっと微妙かな、と。ミスがないと崩しにくい犯罪でも、こういうところに手を抜かずに、名探偵にバシっとやって欲しいものです。

あと、こういうのは久々なんですが、読みながら推理してた内容が全部当たりでビックリしました。