陽気なギャング2

陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)

陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)


電車でちゃちゃっと読了。
あのメンツの掛け合いがまた読めるのはなかなか嬉しい。が、光るほどのパワーはないかなと思ってしまった。良く出来てるし、話も上手くまとまるけど、それだけ。前作に比べると落ちる。
雑誌短編だった部分を独立して読んだ方が面白く読めた。途中で短編集から長編に切り替えたのが失敗だったんじゃないか。長編としてみるとちょっとまとまりに欠ける気がするし、連作短編にして軽く落とした方が良かった気がする。

イメージとしては、石田衣良池袋ウエストゲートパークかな…。話の内容が、じゃなくて作者がコンスタントに生み出せるそこそこ面白い物語を読んでる、みたいな。シリーズになると仕方ないことなのかもしれないけど。


あまり褒めてないけど、続編が出るならまだまだ読みたいので三作目を待ってます。