疾走！千マイル急行

疾走!千マイル急行〈上〉 (ソノラマ文庫)

疾走!千マイル急行〈下〉 (ソノラマ文庫)

最近、本の感想書いてなかったのでたまには。
ネタバレ書きそうだから、続きに。

なんでしょう、ちょっと軽かったかな。
扱ってる内容は、国家再生やら軍事機密やら濃そうな感じなんですが、描写が結構あっさりしてました。重厚で読みにくい感じはまったくないので、子供に読ませるのには向いてると思います。アニメにするとか、映像でみたいような場面が結構ありました。

かといってつまらなかったわけではもちろんなく。話が動き始めるメインである下巻からは結構一気に読ませてくれました。それだけに上巻がちょっと退屈だったかな、と。上巻の内容が要らないわけじゃないので、もうちょっと山場なんかがあれば退屈せずに読めたんじゃないかと思います。

あと後日談が面白そう。その後の新国家の物語なんかを書いてもいいんじゃないかなと思わないでもなかったり。上中下巻くらいで。

復活の地をちょっと前に読んだので、あれに比べればちょっと軽いですが、楽に読んで楽しむ分には十分面白かったです。